マシュマロボイス
第2章 風に包まれてた
「あ、カズ!捜したんだぞ!」
二宮君の頬っぺたをむにっと摘まんで
体も顔も密着させてる。
「ごめん、ごめん」
さっきとは違う明るい声。
「ほら、案内してやるから」
「ありがとー」
二宮君は、振り向きもせずに行ってしまった。
「…相葉」
一緒に一部始終を見ていた大野が
立ち上がって俺を呼んだ。
「二宮だって」
「うん、二宮君だって」
「……」
「……」
沈黙がツラい…。
でも、大野はそんなことないみたいで…
「あ、雅紀!」
翔ちゃんが、俺の目の前で止まった。
「どうしたの?」
「え?いや…」
「相葉、ごめん」
隣で大野が謝った。
その謝罪になんて返したらいいか
俺は迷っていた。
「俺、ドストライク」
「え?」
「一目惚れ、した」
え。
頭の中が真っ白になった。
何も考えられない。
「ごめんね、相葉」
「あ、謝んなくても…」
この返事が精一杯だった。
二宮君の頬っぺたをむにっと摘まんで
体も顔も密着させてる。
「ごめん、ごめん」
さっきとは違う明るい声。
「ほら、案内してやるから」
「ありがとー」
二宮君は、振り向きもせずに行ってしまった。
「…相葉」
一緒に一部始終を見ていた大野が
立ち上がって俺を呼んだ。
「二宮だって」
「うん、二宮君だって」
「……」
「……」
沈黙がツラい…。
でも、大野はそんなことないみたいで…
「あ、雅紀!」
翔ちゃんが、俺の目の前で止まった。
「どうしたの?」
「え?いや…」
「相葉、ごめん」
隣で大野が謝った。
その謝罪になんて返したらいいか
俺は迷っていた。
「俺、ドストライク」
「え?」
「一目惚れ、した」
え。
頭の中が真っ白になった。
何も考えられない。
「ごめんね、相葉」
「あ、謝んなくても…」
この返事が精一杯だった。