マシュマロボイス
第3章 あの日からちっとも変わらない
「え?唄?」
潤君は、俺に唄を勧めた。
「うん、唄がいいらしいよ」
「でも、左耳は聞こえるし…」
「そんなこと、言わないで。」
俺は潤君に依存してるのかもしれない。
「潤君はさ……」
まっすぐに見つめた。
「彼女はいないの?」
聞くつもりなんて、全く無かった。
だけど、聞いてしまった。
「いないよ、片思い中」
また微笑みかけられた。
だから、余計に期待しちゃうよ。
……期待ってなんだ?
俺は、潤君を……
「カズ、好き?」
「え?」
心臓が破裂するかと思った。
「好き」なんて………
「唄、好き?」
……びっくりした。
唄の話か。
「んー、あんまり」
「んじゃ、これ」
「え?」
潤君からCDを渡された。
「友達が作った、音源」
「え」
「友達は才能あるんだなー。あ、でも直したいとこあったら直しちゃって」
それから、“唄”が俺の隣にいた。
潤君は、俺に唄を勧めた。
「うん、唄がいいらしいよ」
「でも、左耳は聞こえるし…」
「そんなこと、言わないで。」
俺は潤君に依存してるのかもしれない。
「潤君はさ……」
まっすぐに見つめた。
「彼女はいないの?」
聞くつもりなんて、全く無かった。
だけど、聞いてしまった。
「いないよ、片思い中」
また微笑みかけられた。
だから、余計に期待しちゃうよ。
……期待ってなんだ?
俺は、潤君を……
「カズ、好き?」
「え?」
心臓が破裂するかと思った。
「好き」なんて………
「唄、好き?」
……びっくりした。
唄の話か。
「んー、あんまり」
「んじゃ、これ」
「え?」
潤君からCDを渡された。
「友達が作った、音源」
「え」
「友達は才能あるんだなー。あ、でも直したいとこあったら直しちゃって」
それから、“唄”が俺の隣にいた。