マシュマロボイス
第3章 あの日からちっとも変わらない
「ごめんね、泊めてもらっちゃて」
「いいよ、雅紀の母ちゃん仕事だろ」
「うん」
隣に翔ちゃんがいると
凄く安心するんだ。
悲しいときは、慰めてくれて
嬉しいときは、一緒に喜んでくれて
悩んでるときは、アドバイスをくれて
俺の過去は、翔ちゃんでいっぱい。
「今潤からメールきたんだけどさ」
「ジュン?」
「あ、そっか。雅紀は知らないのか」
ジュンって二宮君が嬉しそうに…
「なに、泣きそうな顔してるんだよ」
頭を撫でられた。
「潤は同級生でバスケ部のエースだよ」
「……」
二宮君とどんな繋がりがあるんだろう。
「雅紀、聞いてる?」
「あ、ごめん。聞いてなかった」
「最近、話聞かな過ぎ」
今度は、頭を叩かれた。
「もう一回言うからちゃんと聞いてて」
「うん」
翔ちゃんをまっすぐ見つめ――
「そんな身構えるなよ」
「だって…」
「ごめん、ごめん」
「笑わないで、言ってよ!」
急かすと、やっと言ってくれた。
「潤、来るって」
「いいよ、雅紀の母ちゃん仕事だろ」
「うん」
隣に翔ちゃんがいると
凄く安心するんだ。
悲しいときは、慰めてくれて
嬉しいときは、一緒に喜んでくれて
悩んでるときは、アドバイスをくれて
俺の過去は、翔ちゃんでいっぱい。
「今潤からメールきたんだけどさ」
「ジュン?」
「あ、そっか。雅紀は知らないのか」
ジュンって二宮君が嬉しそうに…
「なに、泣きそうな顔してるんだよ」
頭を撫でられた。
「潤は同級生でバスケ部のエースだよ」
「……」
二宮君とどんな繋がりがあるんだろう。
「雅紀、聞いてる?」
「あ、ごめん。聞いてなかった」
「最近、話聞かな過ぎ」
今度は、頭を叩かれた。
「もう一回言うからちゃんと聞いてて」
「うん」
翔ちゃんをまっすぐ見つめ――
「そんな身構えるなよ」
「だって…」
「ごめん、ごめん」
「笑わないで、言ってよ!」
急かすと、やっと言ってくれた。
「潤、来るって」