マシュマロボイス
第3章 あの日からちっとも変わらない
(櫻井side)
有名な曲の歌詞がある。
『どれくらいの奇跡が重なってさ僕らはこうやってさ出会えたんだろう?』
母さん達が出会わなきゃ、
俺と雅紀は出会わなかったんだ。
俺は本当にこの曲が、好きなんだ。
『溢れてるこの胸の中 叶えたい夢の模様には 絶対的に君の無邪気な笑顔が映ってる』
俺にだって、夢はある。
“構成作家”
ずっと、夢みてた。
雅紀は俺の夢を応援してくれてる。
当に、『絶対的に無邪気な笑顔が映ってる』だ。
でも、父親からは
「医者になれ」
と言われている。
随分、昔に離婚していた父親。
それをずっと俺に隠していたんだ。
「母さんは、アメリカで仕事をしてる」
こんな嘘、すぐに見抜けたのに。
なんで見抜けなかったんだろ。
俺は、自己主張をするのが苦手。
だから、夢の話も父親にはしたことがない。
母親とも、連絡はとれない。
雅紀だけが、俺の近くで応援してくれて
隣にいてくれてる。
好きになるのも、時間の問題だった。
有名な曲の歌詞がある。
『どれくらいの奇跡が重なってさ僕らはこうやってさ出会えたんだろう?』
母さん達が出会わなきゃ、
俺と雅紀は出会わなかったんだ。
俺は本当にこの曲が、好きなんだ。
『溢れてるこの胸の中 叶えたい夢の模様には 絶対的に君の無邪気な笑顔が映ってる』
俺にだって、夢はある。
“構成作家”
ずっと、夢みてた。
雅紀は俺の夢を応援してくれてる。
当に、『絶対的に無邪気な笑顔が映ってる』だ。
でも、父親からは
「医者になれ」
と言われている。
随分、昔に離婚していた父親。
それをずっと俺に隠していたんだ。
「母さんは、アメリカで仕事をしてる」
こんな嘘、すぐに見抜けたのに。
なんで見抜けなかったんだろ。
俺は、自己主張をするのが苦手。
だから、夢の話も父親にはしたことがない。
母親とも、連絡はとれない。
雅紀だけが、俺の近くで応援してくれて
隣にいてくれてる。
好きになるのも、時間の問題だった。