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マシュマロボイス

第4章 “それが僕らだ”

「え?今日?」

近くのファミレスで、ドリンクバーだけを頼んで二人で話していた。

「うん。早く、潤君に聴いてほしい」

カズに誘われるのは嬉しい。
だけど、明日は学校だし……。

カズには、俺以外の人とも仲良くなってほしいし、
耳のことも話してほしい。

俺は恋人って立場だけど、
親友、友達、戦友を増やしてほしい。

色んな世界を知ってもらいたい。

「今日は、ちょっと無理かな。」

「そっかあ、急だもんね。ごめん」

「俺も用事がなければ行くんだけど…俺こそごめん」

「じゃあ、今日は歌詞だけでもメールで送っていい?」

「うん、ありがと」

最近は自分で曲を作るようになった。
作詞、作曲、編曲、全てをこなす。

だから、カズの部屋にはパソコンが
二台あってピアノボードも一台、
壁には沢山の楽譜が貼ってある。

凄いと思う。

楽譜には、音符を走り書きしていて
パソコンには幾つもの編集機能。

もはや、プロだな。

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