マシュマロボイス
第4章 “それが僕らだ”
帰り道はサトシと一緒。
「松潤は、誰と付き合ってるの?」
「知ってるでしょ?」
「ありゃー、バレてた」
「最近、仲良くしてんじゃん」
サトシは、カズとよく話してる。
カズはちょっと嫌そうなんだけど、
サトシはにこにこしながら話してる。
「そー、だって可愛いんだもん」
「だろー」
「いいなあ、あんな可愛い子と付き合えて」
「……」
お前にはいねぇのかよ。
好きな人はさ。
「何、黙っちゃって」
あははって笑うサトシは、
少し寂しそうな顔をしてる。
「サトシは、俺みたいなセフレじゃなくてちゃんと好きな人はいないの?」
「ちゃんと、いますよー」
また笑って、俺に言った。
「え、誰だよっ!」
「え?聞いちゃう?」
いつもみたいに
「ふふ」って笑ってるけど、
少し照れてるのがわかる。
「誰だよ!同級生?」
質問攻めを始めると、
「まあまあ、落ち着いて」
と、俺が宥められた。
「んで、誰なわけ?」
とりあえず落ち着いて、
改めてもう一度聞いてみる。
「えー、誰にも言ったらダメだよ」
「うん!言わねぇ!」
「松、潤……?」
「松潤は、誰と付き合ってるの?」
「知ってるでしょ?」
「ありゃー、バレてた」
「最近、仲良くしてんじゃん」
サトシは、カズとよく話してる。
カズはちょっと嫌そうなんだけど、
サトシはにこにこしながら話してる。
「そー、だって可愛いんだもん」
「だろー」
「いいなあ、あんな可愛い子と付き合えて」
「……」
お前にはいねぇのかよ。
好きな人はさ。
「何、黙っちゃって」
あははって笑うサトシは、
少し寂しそうな顔をしてる。
「サトシは、俺みたいなセフレじゃなくてちゃんと好きな人はいないの?」
「ちゃんと、いますよー」
また笑って、俺に言った。
「え、誰だよっ!」
「え?聞いちゃう?」
いつもみたいに
「ふふ」って笑ってるけど、
少し照れてるのがわかる。
「誰だよ!同級生?」
質問攻めを始めると、
「まあまあ、落ち着いて」
と、俺が宥められた。
「んで、誰なわけ?」
とりあえず落ち着いて、
改めてもう一度聞いてみる。
「えー、誰にも言ったらダメだよ」
「うん!言わねぇ!」
「松、潤……?」