土砂降り
第5章 5
だって片付けたら赤岩帰っちゃうじゃん。
僕が手伝ったら一緒にいる時間が減るだろ。
「そんな急いで片付けなくても良いだろ。」
「頭の良い尚也とは違って、俺はこの後塾があるからね。急がないと。」
塾なんてわざわざ行かなくても自分で勉強してれば成績は落ちないよ。
なんて言うと健人は物凄い嫌な顔をして文句を言ってくるから、この事は言わない方がいいんだろう。
「ふーん。塾か。」
「悪いけど後は自分でやってよ。
今日は本当に遅刻ギリギリだ。急がないと。」
と言って、僕の中から赤岩を引き抜く。自分のモノをティッシュで拭くと、さっさと服を着出す。
ちらっと僕に視線を戻すと、溜息をついてテイッシュで僕のお尻を拭いてくれる。
「尚也も服着ろよ。汗掻いてそのままだと風邪ひくぞ。
じゃぁ、また月曜日。」
本当に時間がないのか、赤岩は小走りで図書館を出て行ってしまった。
僕は服を整えると、携帯を取り出す。
明日は土曜日。
思い返せば今週は僕の人生で一番ハードな週だったな。
僕はまだまだだ。
まだまだ。
向上心に火がつく。
僕が手伝ったら一緒にいる時間が減るだろ。
「そんな急いで片付けなくても良いだろ。」
「頭の良い尚也とは違って、俺はこの後塾があるからね。急がないと。」
塾なんてわざわざ行かなくても自分で勉強してれば成績は落ちないよ。
なんて言うと健人は物凄い嫌な顔をして文句を言ってくるから、この事は言わない方がいいんだろう。
「ふーん。塾か。」
「悪いけど後は自分でやってよ。
今日は本当に遅刻ギリギリだ。急がないと。」
と言って、僕の中から赤岩を引き抜く。自分のモノをティッシュで拭くと、さっさと服を着出す。
ちらっと僕に視線を戻すと、溜息をついてテイッシュで僕のお尻を拭いてくれる。
「尚也も服着ろよ。汗掻いてそのままだと風邪ひくぞ。
じゃぁ、また月曜日。」
本当に時間がないのか、赤岩は小走りで図書館を出て行ってしまった。
僕は服を整えると、携帯を取り出す。
明日は土曜日。
思い返せば今週は僕の人生で一番ハードな週だったな。
僕はまだまだだ。
まだまだ。
向上心に火がつく。