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土砂降り

第6章 6

土曜日。貴重な休みの日。

朝10時。健人の家に集まれ。
奴らに送ったメールだ。

集合させたのは健人と春樹。
健人の部屋でまだ眠そうな健人をベットの端に寄せて、春樹と並んでベットに腰掛ける。

「んで?尚也。朝からどうしたの?っておい。健人、起きろよ。」

「起きてるよ。聞いてるから。ちゃんと聞いてるから。揺するな」

春樹が健人のお尻をぱんっと叩いて溜息をはくと、僕に視線を戻す。

「うん。2人との練習、かなり勉強になったよ。
でも頭で理解していても、いざ行動に移せるかというと、それは別の話だった。
というか行為の最中は頭が真っ白になるんだよ。考えて動く余裕がないのが問題なんだと思う。」

どうすればいい。と春樹を見る。
春樹は眉毛下げて笑顔を浮かべながら、うーん。と首を捻る。

「そんなの、体に叩き込むしかないだろ。反射的に体が動くまで何度も何度も練習。
出来る奴は出来ない奴の何倍も練習してるから出来るんだ。」
急に体を起こした健人がスポーツマンらしい事を言ってのける。

そう言うと、健人はスボンとパンツを脱いで枕をどかしてそこに胡座をかいて座ると、僕の腕を引っ張って頭を下半身に押し付ける。

「ちょっ、健人、なんでこんなにビンビンなんだよ!」

「寝起きだからに決まってんだろ。さっさと舐めろよ。
山上、なおのケツ弄ってやれよ。練習が全てだ。」

そう言って僕の口に自分のをねじ込んできた。

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