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土砂降り

第6章 6

「なお、おねだり上手だなぁ。
喘ぎながら腰振っておねだりされたら、大抵の男は大興奮すると思うぜ?」

ちゅっと音を立ててキスを落とし僕から健人が離れる。

「俺これから部活だから。別にこのままうちにいてもいいけどよ。
でてくなら鍵閉めてけよ。
なお、持ってんだろ?」

「鍵持ってるから大丈夫。
それより健人、肩に僕の指のあとがついちゃってる。」

赤くなった健人の肩を指差す。

「ん?あぁ、まぁいいだろ。
俺、明日夕方まで部活だから。なお、4時頃うち来いよ。
じゃぁ俺行くわ。山上、ほどほどにな?」

健人は返事も聞かずに部屋を出て行った。

「なお、健人の家の鍵持ってるんだ?」

「あぁ。健人、大体一人だし、なんかあった時の為にね。まぁ健人も僕がいない時に僕んちでご飯食べたりしてるし。お互いの家の鍵は持ってるよ。」

春樹は僕の出したものをティッシュで拭いている。

「なお、まだ時間ある?お腹減ったし外行かない?今日、車で来てるしちょっと遠くまでドライブしようよ。」

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