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土砂降り

第7章 7

春樹の申し出にのり、健人の家のシャワーを借りて春樹の車に乗り込んだ。

「春休み中に教習所通ったんだっけ?春樹、もぅ18だもんね。」

春樹は病気の為、同じ学年でも僕らより一つ年上だ。

「合宿に行ったんだよ。免許取り立てだけど安心して。
よく1人でドライブに行くんだよ。
こないだドライブ中に見つけた店があるんだけどそこ行かない?」

「店は任せるよ。もうすぐ三時か。変な時間だな。これは何ご飯だ?」

横目で春樹を見ると珍しく眼鏡をかけた春樹の顔に不思議な気持ちになる。

「そこの店は軽くお茶して軽食だけにしようか。
んでブラブラして、夜に美味いカレー食べに行こうよ。」

こういう時に春樹って年上だな。と、思う。リードが上手って言うのかな?

「僕、カレー好き。」

「ははっ、知ってるよ。」

眼鏡春樹は見た目が知的で、運転してる姿にムズムズした。

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