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土砂降り

第7章 7

雰囲気の良いテラス席でコーヒーを飲んで軽くサンドイッチを食べた。

近くの馬鹿でかい本屋で本をあさった。家の近くだとこんなに大きい本屋はないし、遠くの本屋だと持って帰るのが大変だけど、今日は春樹と一緒だし車だ。

遠慮せずにドカドカ読みたい本を買った。

お気に入りの図書館は新しい本が入って来ないからね。
旧館は人は来ないけどそれが難点だ。

春樹のお勧めのカレーは絶品だった。春樹はニコニコしながら自分のカレーを僕の口に入れてくれたり嬉しそうに世話を焼いていた。

「すっかり暗くなったね。
せっかく車だし、ちょっと山の方へ行ってみようか。」

「山?まぁ電車じゃ行かないし、別にいいけど。」

だんだんと外の景色が田舎道に変わり、街灯が少なくなってきた。

山を登ってるんだろうと思う。

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