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土砂降り

第1章 1

「尚也が気持ちよかったなら良かった。でもさ?俺も、気持ちよくなりたいんだけど?」

「えっ?」と顔を上げると、
俺の出したものの後処理を終えた赤岩が俺の前に立ち、手を出していた。思わずそれを掴むと、ぐいっ引っ張られ俺を立ち上がらせる。

俺が退いたソファーに横向きに座り寝っころがる。
背もたれ側の足をソファーに上げて軽く曲げる。反対側の足はソファーから下ろし、股を大きく開いた状態で、
「俺にもしてよ。尚也。」

してよって。あれだよな。
今さっきまで俺が赤岩にされてた、フェラチオってやつだよな?

固まっていると、軽く体を起き上がらせた赤岩に腕を取られ体を引かれる。
ふらっと赤岩の近くへ寄ると、かろうじて肩にかかっていたワイシャツを脱がされ、足に引っかかっていたズボンもパンツも取られ、靴をも靴下も脱がされ全裸にさせられる。

何となく、逆らえない事は分かっていた。これから自分がする事もなんとなくは分かっていたつもりだ。でも、

まさかそっち向きだとは。

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