土砂降り
第16章 16
「俺は、尚也があそこに通っている事を知ってて、尚也とどうしても接点が作りたくて。
話せるだけで良かったんだ。
傘をくれた尚也にお礼が言えればそれで、、、。
でもあの日。尚也を間近で見て、止める事が出来なかった。
好きだったんだ。尚也の事が。
尚也を犯した後、このまま終わるのが嫌で写真を撮った。それで何度も尚也を抱いた。
許される事じゃないって分かってる。
本当にごめん。」
赤岩は床に座り土下座をした。
「え?赤岩が、だって、僕、」
混乱して頭が全くついていかない。
「ずっと好きだった。憧れに似た気持ちが強かったけど、尚也に近づけば近づくほど好きになっていったよ。」
その言葉の後、沈黙が続いた。
「どうする?なお、俺が代わりにボコボコにしてやろうか?それともこいつにも同じ事してやろうか?」
健斗の言葉に慌てて首を振る。
「そんな事しなくていいっ!僕はっ、そんなの、いいんだよ。」
頭の中が整理できてなくて自信がないから言葉尻がどんどん小さくなっていく。
「なお、赤岩はちゃんと言ったぞ。お前はどうする?」
健斗が僕を射抜くような目で真っ直ぐに見つめてくる。
春樹を見ると優しく手を握ってくれた。
話せるだけで良かったんだ。
傘をくれた尚也にお礼が言えればそれで、、、。
でもあの日。尚也を間近で見て、止める事が出来なかった。
好きだったんだ。尚也の事が。
尚也を犯した後、このまま終わるのが嫌で写真を撮った。それで何度も尚也を抱いた。
許される事じゃないって分かってる。
本当にごめん。」
赤岩は床に座り土下座をした。
「え?赤岩が、だって、僕、」
混乱して頭が全くついていかない。
「ずっと好きだった。憧れに似た気持ちが強かったけど、尚也に近づけば近づくほど好きになっていったよ。」
その言葉の後、沈黙が続いた。
「どうする?なお、俺が代わりにボコボコにしてやろうか?それともこいつにも同じ事してやろうか?」
健斗の言葉に慌てて首を振る。
「そんな事しなくていいっ!僕はっ、そんなの、いいんだよ。」
頭の中が整理できてなくて自信がないから言葉尻がどんどん小さくなっていく。
「なお、赤岩はちゃんと言ったぞ。お前はどうする?」
健斗が僕を射抜くような目で真っ直ぐに見つめてくる。
春樹を見ると優しく手を握ってくれた。