土砂降り
第16章 16
目からポロポロと涙が出てくる。
「ぼっ、僕は、皆が居てくれればそれで良かったっ。ひっく、健斗と、春樹と、赤岩がっ居てくれればそれで良かったのにっ。
赤岩がっ、淫乱だって、でも、っその通りでっ。でもっちがっちがうって、わかってっ、ふぅっ、」
春樹が背中をさすってくれる。
「健斗と春樹が好きだったっ。でも、それは友達でっ僕はっ2人にっひっく、」
「俺たちの事はもういい。お前の気持ちはわかってるし、利用したのも繋ぎとめる手段もお互い様だ。」
健斗に話の軌道を修正される。
「…っ、ふぅっ、ひっく、
僕はっ、赤岩が好きだったよっ。ひっく」
「…………え?」
余程意外たったのか、赤岩が固まって動かなくなる。
「多分、最初っから、好きだった。
図書館で話しかけられたあの日から。
でも、ひろと先輩に襲われた時、凄く怖くて、赤岩が助けてくれて、嬉しかったのにっ。なのにっ、」
赤岩が小さく息を呑む音がした。
「僕は赤岩の事が好きだったよ。っでも、今は分からないっ。っ、なんでっ、っ、ふぅっ、っ」
「休憩しよう?体調が悪いのにこれ以上の話は無理だよ。なお、落ち着いて?大丈夫だから。ね?」
涙とパニックで呼吸がままならない。
春樹が背中をさすって深呼吸を促す。
頭の中の血液がすごい勢いで流れてる気がする。
頭が痛い。頭からザーザーと音が聞こえてくるような気がする。
「ぼっ、僕は、皆が居てくれればそれで良かったっ。ひっく、健斗と、春樹と、赤岩がっ居てくれればそれで良かったのにっ。
赤岩がっ、淫乱だって、でも、っその通りでっ。でもっちがっちがうって、わかってっ、ふぅっ、」
春樹が背中をさすってくれる。
「健斗と春樹が好きだったっ。でも、それは友達でっ僕はっ2人にっひっく、」
「俺たちの事はもういい。お前の気持ちはわかってるし、利用したのも繋ぎとめる手段もお互い様だ。」
健斗に話の軌道を修正される。
「…っ、ふぅっ、ひっく、
僕はっ、赤岩が好きだったよっ。ひっく」
「…………え?」
余程意外たったのか、赤岩が固まって動かなくなる。
「多分、最初っから、好きだった。
図書館で話しかけられたあの日から。
でも、ひろと先輩に襲われた時、凄く怖くて、赤岩が助けてくれて、嬉しかったのにっ。なのにっ、」
赤岩が小さく息を呑む音がした。
「僕は赤岩の事が好きだったよ。っでも、今は分からないっ。っ、なんでっ、っ、ふぅっ、っ」
「休憩しよう?体調が悪いのにこれ以上の話は無理だよ。なお、落ち着いて?大丈夫だから。ね?」
涙とパニックで呼吸がままならない。
春樹が背中をさすって深呼吸を促す。
頭の中の血液がすごい勢いで流れてる気がする。
頭が痛い。頭からザーザーと音が聞こえてくるような気がする。