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土砂降り

第5章 5

クチッ、クチッ、クポッ、クチッ、

ゆっくりとしたリズムの水気を含んだ音が聞こえている。

「っん。」
目を開けると赤岩の顔。その後ろは図書館の天井だな。

「起きた?尚也、いきなり寝ちゃうから、尚也のお願い叶えるためにずっと待ってたよ。」

くちゅ、くちゅ、クポッ、ヌコッ、

ソファーに寝かされていた。
僕の中にはまだ赤岩がいるらしい。赤岩はゆっくりと腰を動かしている。

「中に出してって言うから、ずっと待ってたよ。動いてないと萎えちゃうからさ、ゆっくり萎えない程度に尚也の中で、こすってさ」

なるほど。僕が起きるまで萎えないように繋がっていたのか。

「と、言ってもほんの数分だけどね。もぅ大丈夫だよね?
動くよ?」

僕の返事を聞かずに赤岩は少しずつ腰の動きを早くする。

クポックポッチュプチュプっヌコッヌチッヌチッヌチックくちゅっ
「っんあっんっんっあっんっんっ」

視界が定まらないし、口から涎が流れてる。
そんな僕を見下ろして赤岩は腰を振る。

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