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俺の足にキスを…

第5章 決まりごと1から5

カナは放課後ホームルーム中に倒れてしまった。

目をあけると保健室で心配そうに


ユイが見つめていた。


「あっ!良かった~大丈夫?いま、先生よんでくるっ、」


「ユイ…ありがとう…」


カナは何故か涙が出てきた。


入学して間もないのに色々藤ヶ谷たちにさせられたからか。


でも嫌ではない。


体は求めているのだ。


カナは戸惑いをかくせなかった。


しばらく泣いていると隣のベットから



「うるせーなー。なんだよ。」


とカーテンを開けられた。


「だ、だれ?」


カナは驚いて布団をかぶった。


「どうかしたの?体調わるい?」


背の高いおとこがカナのおでこを触った。


「イヤ…やめて。」


カナは思わず手をどけるとおとこはカナの頭を優しくなでた。


「なんだよ。怖いことあった?」


優しい声で聞いてくるから思わず涙がでた。


「…うっ、ひっくっ、」


はぁ~っとふかいため息をつきカナを抱き締めて背中をさすった。


するとユイと保健室の先生がもどってきた。


「カナ~大丈夫?あっ!玉森くん、なにしてんの?」


ユイはそのおとこを知っていた。


「あっ?うるせーなー泣いていたからあやして
あげてたんじゃん。」


と言った。


あやすって!子供かっ!


カナは吹き出してしまった。


「アハハハ!」



「…なんだ、笑えんじゃん。」


と頭をポンポンと叩いてその場をさった。


カナは思わずドキッとした。


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