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俺の足にキスを…

第6章 所有物

カナは下校途中に北山が正門で待っていた。


《北山さん!?今日はなんの連絡もないけど…
体調悪いしかえったらだめかな。》


カナは迷った。


「…カナ。帰るぞ。送ってく。」


それは思いもしなかった言葉だった。

「きっ、北山さん?大丈夫です。友達いるんで。」

「…あっ?藤ヶ谷の命令だから。いくぞ。」

藤ヶ谷さん?

「あー、じゃあ、私は先に帰ります。カナを宜しくお願い致します」

とユイは先に帰ってしまった。


カナと北山は二人きりになった。

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