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貴方に出逢えて。

第11章 ✿悲しみの果てに✿



少し黙った聖也はそっと凛を抱きしめた。

「……俺も少し前まで本当に弱くて、大昔のことに囚われたまま前に進めなかったんだ。

だけど……

ある……女の子がファミレスで俺を沢山笑わせてくれて。

物凄く心が軽くなったんだ。

その時どんなに辛い事があっても人っていつか本気で笑えるようになるんだって思った 。

だからその時の女の子のためなら俺は何でもするつもりだ」


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