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友子の淫靡な日々

第13章 タクシー運転手、鷹野衛(たかのまもる)

その日、タクシー運転手、鷹野衛の売上は芳しくなかった。

「(長距離の客も期待できないし、今日は、切り上げるか…)」

この日の営業を諦めかけたその時だった。

流して走っている鷹野のタクシーの対向に、3人の家族連れが視界に入った。

「(!?あれは!!)」

父親と母親の間で、笑みを浮かべる高校生位の娘。

鷹野衛は、その娘を知っていた…いや知っているどころではない。

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