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みらいにっき!

第1章 最初のSOS

── 高校二年の夏。

文芸部から先輩たちが引退し、押し付け半分で部長にされてしまった俺は、今まで楽く本を読む部活動が、雑用をする退屈な部活動へと変わってしまった。

『だって部長だから』

皆その一言だ
その一言で部員から雑用係に自由や楽しさの格を下げられてしまった。


部長。

(周りからの印象はいいが
俺はそのためだけに部長になる気はない。)

最近はそればかり考えている。




──そう、今も





「はぁ…」

思った以上に深かった自分のため息呆れつつも、
既に遅刻をしていることを思い出し
学校へと急いだ。

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