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幸せな俺たちの物語

第24章 浮気はやだ、でも会えないのはもっとやだ

雅紀「どうしたの?」

和也「はい、これ。どうぞ。」

和は持っていた袋を渡す。

雅紀「これ…」

和也「こないだ行った地方のお土産。みんなの分は買えなかったけど、あなたの分だけ買っちゃったから。」

雅紀「ありがとう、わざわざ。これから何かあるの?」

和也「まだ、夜中の撮影があるの。今たまたま、車で送ってもらって待っててくれてるの。」

雅紀「そっか。じゃあ、行ったほうがいいね?」

和也「ごめんね、長くいれなくて。」

和が俺の頭をポンポンしてくれた。

和也「待っててね。じゃあ。」

もう行っちゃうんだ…

せめて、今だけ…

ギュッ…

和の腕を引っ張って正面から抱きしめた。

和也「雅紀…んっ…」

堪らなくなって、俺は唇を重ねた。

和也「ん…っ…ん…」

短いのじゃ足りなくて、

思わず深く、唇を重ねた…

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