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幸せな俺たちの物語

第25章 泣き虫だけど君は頑張ってるから

そして次の日は、番組の収録。

最近うまくいかない自分が嫌でボッーとしてて、

ゲスト「相葉さん、どこ見てるんすか?」

ゲストが笑いながらツッコンだ。

雅紀「あはは、すみません。顔が面白くてついガン見を。」

なんとかフォローになる言葉を喋って会場は笑いに包まれた。

だめだ、集中しよ。

収録の休憩中に、

「相葉さん、どうしたんですか?最近、集中出来てませんね。」

雅紀「すみません…」

「ゲストさんに言われちゃダメですよ。番組をなんだと思ってるんですか。」

スタッフさんの言うとおりだ。

ゲストさんに気を使うようなことはしちゃだめなのに…

雅紀「本当にすみません。次から頑張りますので。」

「頼みますよ。」

俺は楽屋に戻ろうと思ったけど、みんなに顔をあわせることが出来なくてトイレに行った。

トイレの個室に入って、声を我慢してこっそり泣いた。

本当、自分はこのままで大丈夫なのかな…

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