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幸せな俺たちの物語

第27章 あなたは俺が守るから…

和也「とりあえず、俺が側にいるんで大丈夫です。」

田原「そうですか。では。」

田原さんは帰っていった。

でもこんな朝早くに怪しいな…

鍵をしっかり締めて寝室に戻った。

雅紀「なんだった?」

和也「田原さんが来た。」

雅紀「なんで…?」

和也「あなたのことが心配だったみたい。」

雅紀「そっか。」

和也「心配だから今日も泊まる。朝ごはん食べよ?」

彼を起こして朝ごはんを食べる。

彼はゆっくり全部食べてくれた。

和也「痩せたね…」

以前より細くなった手首を掴んだ。

雅紀「うん…でも今日からまたちゃんと食べるようにする。」

和也「あんまり無理しないでね?」

なるべく家のことは俺がやってあげよう。

雅紀「和、俺がやるよ。」

和也「ダメ。あなたは休んでて。俺がやるから。」

皿洗いも洗濯も掃除もなるべく俺がやった。

洗濯物を畳んでいると彼がソファーで寝ていた。

よく寝るな…

まあ、あんまり寝られなかったんだろうけどね…

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