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幸せな俺たちの物語

第28章 心ごとあなたの手で抱いて…

和也「ど、どうしたの?」

急に抱きつかれたからびっくりした。

雅紀「和、あのさ…」

和也「ん?」

雅紀「1ヶ月の間、どんな感じだった?」

なんで聞いてきたんだろう…

和也「普通だったけど…どうして?」

雅紀「1ヶ月まともにこうして出来なかったからもしかしたら…」

すると、

ピンポーン!

チャイムが鳴った。

和也「で、出てくるね!」

俺は彼の腕から抜けて玄関を開ける。

「宅配便でーす。」

宅配便か…

驚かせないでよ…

戻ると彼はまたソファーに座ってテレビを見ていた。

何を言おうとしてたんだろう…

ご飯が出来て彼と二人で食べる。

彼はずっと、「美味しい!」と言ってくれて嬉しかった。

ご飯を食べ終わると、

雅紀「じゃあ、和。俺帰るね?」

和也「えっ?帰るの?」

雅紀「明日も朝早くて…泊まったら和が困るでしょ?」

もうちょっと一緒にいたいのに…

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