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先生、どうして死んじゃったの?

第3章 非日常の中の日常

そして、その日の昼休み。

沙紀ちゃんが、
「中田ってマジ無いわ~。
よくあんなんで教師になれたよね」

私は適当に、
「そうだねー(´O`)」
と返しておいた。

すると、
「相当、興味無いんだねー」
といわれ
「面倒じゃない?」
と言った。

「めんどくさいってどんだけよ」と突っ込まれ、笑う。

私「でも、いつから中田先生ってあんなに生徒にきらわれたの?」

沙紀「あいつに先生なんてつけなくていいよ」

私「まぁいいじゃん」

沙紀「性格が嫌われたんだよ、熱血すぎてクラスの中心てき存在の本田さんたちに」

私「それだけで…?」

沙紀「クラスの中心が嫌い始めたときの先生の処理が悪かった。」

私「というと?」

沙紀「熱いハートでぶつかれば生徒は分かってくれるとでも思ったのか、より熱血が増した」

沙紀「そして、木本さんらがクラスのみんなに根回しした。」

沙紀「私はあんなタイプ嫌いだから、中田が周りから嫌われてせいせいしたけどね」

私はそれを聞いて、先生が可哀想に思ったけど、そんな素振りも見せずに、

私「へーそうなんだ、教えてくれてありがとう」

笑顔で御礼を言う。

沙紀「どうしたしまして」

午後の授業のチャイムがなった。

私達は、席についた。

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