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暮らしてみようか

第9章 アタックしてみようか1~with雅紀~

―同じころ餃子班―
場所は麻婆班よりも離れている




雅「で、これに少しもやしを足すんだ」
え「もやし?」
雅「そ!そしたらしゃきしゃきしていい食感が味わえる!」
え「そうなのね」



雅「これで3種類。普通のともやしありとチーズを入れてみたの」

え「チーズって合うの?」
雅「そ!チーズって万能なんだよ
  チーズと餃子の皮と胡椒。これで揚げるとつまみにはいいんだ」
え「楽ちんだね!」



タネが完成したところで皮で包む
え「うまくできないー」
雅「ははっこうやるんだよ」

え「こう?」
雅「んーと、こんな感じかな」

え「こうかな?」
雅「そんな感じ!きれいじゃん」

え「やった~褒められた!」
雅「おめでとう!あっ!」


え「ん?何?」

雅「ちょっとそのままでいてね?」

手を拭きながら机の反対側からこちらに向かってくる

え「え?え??」


雅「ここ、粉ついてるよ」
え「ドキっ」


雅「ん、とれた。ニコっ」


キラースマイルだよ…
やだ、私絶対顔真っ赤だよ

雅「どしたの?」

え「ん、ううん!なんでも!
 さ、できた!じゃ、焼こ!」


雅「え、う、うん…?」
何が起きていたのかいまいちわかっていない様子


雅紀君て鋭いのか鈍いのかよくわからない。
でも、きっと意識してするんじゃなくて無意識にこういうのするんだな
これは雅紀君の優しさからなるものなんだな。

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