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愛してない

第1章 戻り人

ガチャ

「ただいまあ~」

あ、と思った。

「そういえば…大輝、飲み会だっけ」

大輝が戻ってきて2日目。
大輝の帰りを待ってるあいだにシャワーを浴びようと
脱衣所へ向かう。

シャーーーっ

ホテルの匂いを消すように、念入りに洗った。
ふと、鏡に写った自分をみて、
翔太のことを思い出す。

ガチャっ

「ただいまあ~っ!」

玄関の開く音と大輝の声。
帰ってきたんだ。

すぐにお風呂からでた。

「お帰り大輝!」
「ただいまあ~、お風呂はいってたの??」
「あ、うん、先に入っちゃった。はやかったね?」

お酒くさい大輝は機嫌がすごくいいみたいだった。

「楽しかった?」
「もちろん!やっぱり地元が一番だね!」

そういって夢にキスして、大輝もお風呂場へ向かう。

「ねー夢、愛してるよ。」

「…なに、急に、どうしたの?なにかあった?」
突然の愛してるにドキッとした。
「…んー…友達にも自慢してきた(笑)」

子供みたいにキャッキャ話す大輝に
自分の罪悪感が増えてゆく…



「おはよ~夢、今日休みだったっけ?」

朝ごはんを作る夢の後ろから大輝が声をかける。

「うん!」
「じゃあ、仕事おわり飲みに行こっか。久々に。」
「本当に!?たのしみに待ってる♡」

朝ごはんを作りながら、夜が待ち遠しかった。
いつもどおり大輝を送り出し、
家事を開始した。

ピロん

-おはよ、夢ちゃん-

相手は翔太。
昨日の夜を思い出すと、体が熱くなる…

返信を返さずに夢は洗濯ものを干しにベランダへ出た。

「いい天気~!」

大輝の帰りがたのしみにで仕方ない。
お酒すきな夢は飲みにいくのが唯一の楽しみだ。

プップー

大輝の仕事が終わる時間に合わせ、
職場まで迎えにいく。

「大輝~っ!」
こちらへ向かってくる大輝の名前を呼んだ。
大輝の後ろにはもう一人…

「これから飲みに行くんだって?」

親友の結花だった。
「結花!お疲れ様~!仕事終わったの?」
「終わって大輝先生と話してたの!」
「ただいま、夢!」
「おかえり大輝!じゃあ~そうゆうことでわたし達は飲みに行ってきます!」
「ずるいぞ~!」
口を尖らす結花はとっても可愛らしい。
「また次、飲みにいこうね?」

約束をしてわたし達は駅前の飲み屋街に向かった。
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