
欲望
第1章 先生と私
日曜日
あたしは、胸元の開いた黒のトップスと白のミニスカートに赤いヒールを履いて駅に向かった
もちろん生足♪
お化粧はしないけど、くちびるにはいつもよりちょっぴり赤いリップを塗った
髪も巻いて、学校であうときよりも大人っぽく見えるようにがんばった
先生好みの女の子になれたかな・・・
なんて考えながらクラブのイベントが終わる時間を待った
夕方の5時を過ぎると、駅地下から制服の女の子たちがぞろぞろと出てきた
終わったみたい・・・
あたしは、人の流れと反対に駅地下に入っていく
中でもう一人の顧問の先生と話してる先生を見つけた
若い女の人と楽しそうに話してるところを見ると胸が痛かった
あたしは二人から見えない柱の陰にそっと隠れた
二人が別れの挨拶を交わし、先生が一人になった瞬間、あたしは先生の手を引いた
