
欲望
第4章 先生と私<2>
あんなことがあってから、2週間何もなく普段通りの日々が過ぎていた
変わったことといえば、あの日から数日後にメールアドレスを交換したことぐらいだ
それも、初めの「登録お願いします」的なメール以降まったくメールしていない
こっちからどんな内容送ればいいのかよくわかんなくて送るタイミングを逃してしまった
向こうがアドレス聞いてきたくせに・・・
まゆは半分すねていた
そんなとき、先生からメールが来た
明日の放課後、3号館3階の男子トイレ前にきてください。
メールの内容は、それだけ
ちょっとさみしいと思いながらも、先生にちゃんと会えると思うとうれしくて仕方がなかった
最近は授業の時にしか会えていなかったからだ
以前なら、よく職員室に押しかけていたがこんな関係になった後はなんだか行きづらくなってしまっていた
何かあったら責任を問われるのは先生だから・・・
そう思うと、前はどんなふうに話しかけに行っていたかわからなくなってしまった
ほぼ毎日、咲妃が吾妻先生とじゃれあってるのを見ると羨ましくて仕方なくなる・・・
嫌なこと考えるの、もうやめよ!
せっかく明日会えるんだから!!
学校の中で会うのだから何もないと思いながらも、お気に入りの下着を選んだ
肌のお手入れもいつもより念入りにして、少し早かったがもう寝ることにした
