嵐しょーせつ。
第13章 smile
次の日、
授業開始。
僕は中卒は嫌だったから、せめて高卒で就職したかった。
昼休み。
和「お昼食べよ?」
雅「あっ。うん。」
屋上へ行き、
和「いっただきまーす!って。雅紀の弁当すげー。お母さんぎ作ってくれたの?」
雅「や。自分。親はいないから。」
和「え。どーいうこと?」
この子なら話聞いてくれるかな?
雅「両親とも、僕が、11歳の時に交通事故に遭ってなくなったの。その時から笑えなくて、弟と一緒に二人暮らし。だからみんなとちょっと違うの。」
和「……辛かったな。雅紀。俺の前では笑っててよ。」
雅「えっ。」
和「無理に笑わなくてもいいから。ね。」
二宮くんに話したら優しく言葉をかけてくれた。
雅「ありがと。」