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嵐しょーせつ。

第32章 一期一会


雅「で。何かあったの?」


翔「んー?やー雅紀に会いたかったからさ。」


雅「それだけ?笑」


智「あと和也がまた迷惑かけてるみたいだから。」


雅「こいつはいつも通りだから。って!和也何してんだよ!」


和「何って見ればわかるだろ。ゲーム。潤それとってー!」


潤「はいよー!」



雅「まったくもう。あっ。お茶出してないね。だすよ。」


翔「お構い無く。久々に話そうよ。」


雅「うん。」


潤「最近どう?クマがすげーから疲れてるんだね。」


雅「まぁな。医者として働くためには下積みしないと。だから最近寝れてない。」


智「そんなことだと思ったぁー。」


雅「みんなは?和也はこんなんだからわかるけど、他の3人は。」


和「こんなんってひどいよなぁー。」


翔「俺はまぁ、やってけてるかな。」


智「おいらはデザイナーとしてまだまだだよ。」


潤「俺は念願の体育の先生になれたけど、生徒たちが言うこと聞かなくて大変笑」


雅「だけど、みんな幸せな顔をしているね。俺なんて、毎日忙しいわー。」


和「じゃあその感じは覚えてない感じ?」


翔「っぽいな。」


雅「え?何が?」


智「よくよく考えて。今日は何の日?」


え。


俺はカレンダーをみて、


12月24日。



あっ。

雅「………俺の誕生日だ。」


潤「やっとかよ!忙しすぎて、覚えてなかったのかよ!」


雅「あー。最近日にち感覚がなくて。」


和「そのために俺は朝からいたんだよ。笑」


雅「え?」


和「今日お前が休みだと聞いてたから、1日の始まりを一緒にいたかっただけなの。それを。ビックリしたようにさー。」


雅「そうだったの?!」


翔「和也は何が何でもお前のそばにいない?何があった時もぜーんぶ。」


考えてみると、


高校のとき、好きだった子に振られて落ち込んでた時、


バスケの試合で怪我して、次の試合に出れなくて落ち込んでた時


確かに言い方悪いけど、


この3人より和也がずっとそばにいてくれた。


智「雅紀。和也はお前のために、頑張ってたものなんだから。」


雅「そうだったんだ。」

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