嵐しょーせつ。
第34章 幼なじみ
修学旅行最終日。
雅「もぉー。帰るの?」
智「まぁね。だけど、初めての修学旅行楽しかった❤︎」
和「そっか、智は小学校も行ってないもんね。修学旅行。」
智「まぁーね。笑」
翔「お土産買ってない。親に買う?」
潤「買うつもりだけど?」
翔「じゃあここに行こうよ。」
ほらっと見せてきたのは調べ尽くした紙だった。
雅「わぉ。いつの間に。」
翔「調べちゃった。ここたくさんいいものが売ってるらしいよ。」
和「じゃあ行くか。」
俺らはそこのお店でお土産買って、
最後の空港でもいろんな店まわって、
修学旅行は終了した。
空港で解散したけど、
俺ら5人は家も隣同士だったり、同じ地域内だから
一緒に帰った。
雅「まぁいろいろあったけど、楽しかったなー。修学旅行。」
翔「まぁね。また、いじめられたりしたら俺らにすぐ言えよ?」
雅「うっうん。ありがと。俺、地味で暗かったからいじめられやすいんだろうね。笑」
和「お前って絶対何があっても、笑ってるよな!」
雅「まぁね。だって……俺、小さい時にみんなに言われたこと思い出してるもん。毎日。」
潤「何を言ったっけ?笑」
雅「それはね……『雅紀が笑ってるとみんなが
温かい気持ちになる』って。みんなが言ってくれたんだよ。幼稚園の時。」
智「あー。言ったような?」
雅「みんなが忘れてたとしても、俺は一生その言葉は忘れない。」
和「俺は覚えてるよ。言ったこと。今もそう思う。」
雅「俺ね。一つ夢があるの。」
翔「何?」
雅「俺……俳優さんになって……みんなを笑顔にさせたいなって。」
和「え。マジで?」
雅「うん。本気でそう思ってる。」
潤「雅紀がやりたいならやってみなよ!」
智「応援する。」
翔「そうだな。」
和「じゃあ俺も!一つ夢を言うね!俺は。歌手になりたいんだー。」
雅「え?!そうなの!?」
和「まぁな。雅紀と同じように夢を諦めずにやりたいなって。」
雅「マジか。」
翔「じゃあ俺らはこいつらのマネージャーでもやる?笑」
智「それいいねー。ずっと一緒にいられるし。」
潤「そうだな。」