嵐しょーせつ。
第39章 曇りのうち晴れ
次の朝、
いつも通りの朝だと思ってたのは僕だけだった。
朝玄関のドア開けると、
翔「おはよ!雅紀!」
翔が門の前で待っていた。
雅「翔!なんで?」
翔「なんでって。元々の生活に戻しただけだよ?笑行くか。」
雅「え…うん!」
翔と一緒に朝も行けるなんて
俺にとって嬉しかった。
翔「雅紀……もう周りを見ないで、俺だけを見てろ?俺がそばにいてやるから。3人にも信じて貰えるように俺も頑張るから。な?」
雅「ありがとう……翔!」
翔「ふふっ笑あと、メガネ外せ。」
雅「え?」
翔「え?じゃないよ。笑外した方が雅紀らしい。」
そう言って、翔はかけてた僕のメガネを外した。
雅「ちょっとー。」
翔「全然こっちの方がいいよ。笑」
雅「もー笑」
それからメガネはかけなくなり、
翔と一緒にいるようになった。
翔「和也はなんとも思わねーのかな?同じクラスなのに。」
雅「俺はみんなのこと信じてるから……ずっとな。」
翔「そっか。雅紀、これ。」
雅「あー。それね。」
翔には一つ弱点なことがある。
成績上位なのに、この科目だけはね。
それは化学だった。
俺は化学か好きで、1位もとったことがある
翔「なるほど。ありがとう。助かったー。」
雅「うん。いいよー。」
翔「屋上行かね?」
雅「うん!いーよー。」
俺らは屋上に行って、気分転換することに。
雅「んーーー、気持ちーーー!」
翔「ははっ笑」
雅「みんなには内緒にしてたけど、そばにいてくれなかった時ずっとここで俺泣いてたんだ。」
翔「え?」
雅「けど、翔は俺のこと信じてくれて、ここで泣くことはなくなった……」
?「俺も、お前のこと信じてるよ。」
雅「え、なんで…」
翔「やっと、信じることができたか。」
目の前にたっていたのは
雅「和也……」
和「ゴメン。雅紀。ずっとここで泣いてたこと俺知ってるんだ。辛い思いさせてゴメン。また、お前のこと信じてもいいかな?」
雅「ふふっ笑もういいよ。和也ーー!」
俺は勢いで和也を強く抱きしめた。
和「痛いよ。笑」
雅「我慢して。笑」
和也も俺のそばに戻ってきてくれた。