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嵐しょーせつ。

第43章 やっぱ大切


翔said
雅紀たちに急に呼び出されて、


雅紀の家に向かって、話を聞いたら衝撃受けて。


彼女が浮気してるって。


思ってもみなかったことだった。


俺は幼なじみをずっと信じて過ごしてきたから


そんな幼なじみに事実言われて、


信じない自分と信じる自分が交互に。



ある意味初めて幼なじみにぶつかってしまったかも。


あーあ。やってしまった。


俺はいっつも幼なじみを巻き込んでしまうから


迷惑かけっぱなし。


だけど、幼なじみは大丈夫だからって。


言われて、ホッとする自分がいた。


だから正直、浮気されてるよ?って言われた時、


あーまたお前たちを巻き込んでしまったって思った。



そんな自分に腹が立って、逃げだした。


迷惑かけるんだったら、


このままみんなが知らないところでいなくなろうかな。


俺は、家に戻りたくなく、


俺らの秘密基地で一晩過ごした。


翔「はぁー。やっぱ落ち着く。これ、何年前からあるんだっけ?」


独り言いっても、誰も聞いてないから

それだけで寂しくなる。

ここにきて思い出した。


辛い時っていつもそばにいてくれたのは幼なじみの4人。

雅紀の笑顔で救われて…

潤の考えに救われて…

和也の愛のあるツッコミで救われて…

智の性格に救われて…

そうやって17年間も過ごしてきたんだ。


それなのに、幼なじみにひどいこと言ってしまった。


ごめんな。みんな。


もう幼なじみに戻らなくてもいいから


俺のそばにいてよ…


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