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嵐しょーせつ。

第43章 やっぱ大切


雅紀said

次の朝。


俺は智と和也と一緒に学校に登校した。

なんか穏やかな朝でいいなぁーって思ってた時、


前から潤が走ってきて、

潤「雅紀!翔が昨日の夜から家に帰ってないみたい。」

一瞬俺らはビックリして耳を疑った。

あの真面目で一生懸命で誠実な翔が


夜から家に帰ってないなんて。


雅「和也!智!潤!翔を探しに行こう。」

和「おう。」

俺らは学校に行かず、ずっと探し回ってた。


どこにもいない。


小さい島だから、すぐ見つかると思ったのに。

智「全然いない。翔が行きそうなところ全部探したけど。」

潤「はぁーはぁーあとどこに行きそうかな?」

あっ!
俺は、ある場所を思い出した。

雅「もしかして……」

俺は思いついた場所に全速力で走って


ある場所へ。

雅「はぁーはぁーやっぱり」


やっぱりここにいた。

和「ちょっと雅紀、早すぎるよ。…ん?」

智「なるほどな。」

潤「ったく」


俺らは翔の目の前に立ちふさがった、

雅「……お前ここで何してるだよ!」

翔はずっと下向いていて、顔をあげてくれた。

翔の顔には涙の跡。

和「ふふっ笑泣いてたの?」

翔「泣いてなんか……?!」

俺は思わず抱きしめた。

翔「…雅紀やめろって。」

雅「いや!離さない!笑」

俺につぎ、

和也、智、潤と翔に抱きつき、

潤「心配させんじゃないよ!ったく…」

翔「…ごめん。」

智「けど、無事でよかった。」

雅「マジで朝から心臓が止まるかと思ったぁ〜。」

翔「え?」

和「…お前が家に昨日から帰ってないって潤から聞いて、ずっと探し回ってたんだからな!」

翔「ごめん。みんな。」

智「いいんだよ。泣いても。俺らの前で泣けよ。」

智の声で安心したのか翔は子供のように泣き、

俺らはその涙を拭うように、抱きしめた。

雅「落ち着いた?」

翔「うん、ありがとう。ごめん迷惑かけっぱなしで。」

和「またぁ〜そんなこと言う!俺らさ赤ん坊からの幼なじみだろ?」

潤「ふふっ笑」

翔「うん。」

雅「よし!お腹すいた。今日は学校サボろうぜー!」

智「おう!」

みんなで初めてサボって、お昼を食べに向かった。

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