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嵐しょーせつ。

第45章 アイドル。


そのまた1ヶ月後………


嵐のライブが始まろうとしている。

俺はもちろん初めてでとても緊張していたけど、

メンバーも初めてっぽく、緊張していた。


雅「和也ー。どーしよ。」

和「大丈夫だって。リラックスリラックス。」

潤「緊張してきたぁー!」

そんなこんなで、ライブはスタートした。


ライブにはファンの子はみんな、うちわを持ってアピールしている。

松潤とかニノとか


4人の名前は結構たくさんあった中、まばらに、俺の名前が。

握手会であんなたくさんいたのに、ファンはそこまでいなかったのか。


その現実を受けた俺は早くステージを降りたかった。




そんな俺に、ファンの子は邪魔扱いみたいなことされて、

ペットボトル投げられたり、陰口言われたり。


辛すぎた。

けど、俺は見せないために笑顔を振りまき、その場を乗り越えた。


ライブも終わり、俺は1人、シャワーを浴びながら

泣いた。

和也とかに俺は涙とかを見せたくなかった。

かっこ悪いことを見せたくなかった。


俺は、シャワーを済ませ、楽屋に静かに座っていた。


智「ごめんな。相葉ちゃん。守ってやれなくて。」

急にリーダーが俺を抱きしめて言った。

雅「大丈夫。俺のことを受け入れてくれる日まで俺は頑張るよ。」

翔「無理すんな。お前、さっき1人で泣いてただろ?」

え?なんで?知ってるの?

和「ごめん。俺が見てしまって、メンバーに言っちゃった。」

潤「本当に大丈夫?もう、ライブやめる?」

雅「やめない!やめたくない!たとえ、メンバーとして邪魔もの扱いされても構わない。俺は、一生懸命に目の前のことをやりたい。」

和「そっか。俺らも明日支えるから。乗り越えよう?俺らと。」

雅「うん!ありがと。」

俺は明日のために、気持ち入れ替えて、


備えた。

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