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嵐しょーせつ。

第49章 今を生きる


次の日…

大学の校舎を歩いていたら。

潤「雅紀!」

雅「おー。潤!どーした?」

潤「今日バイトないよな?」

雅「おう。」

潤「じゃ、今日帰ろうぜ一緒に!」

雅「うん!」

潤「じゃ、いつもの場所で待ち合わせな!」


そう言って、潤は走っていった。


「おい!」

雅「!?……なに?」

「お前、俺の彼女とってんじゃねーよ!」

雅「え?なんのこと?」

「とぼけんな!」

ガンっバコッ

雅「……いった。」

ってか。なんで、俺が殴られるの?


彼女って何?誰?

勘違いかな?

「お前、覚えとけよ。」


そう言って、男は去った。


いってー。


この大学でも凶暴なやつはいるんだな。


うわっ。口切れてるし。


今までも殴られたり蹴られたり。イジメを受けていたけど、

幼なじみが守ってくれたおかげで、おさまった。


だから慣れてる。



そのあと、講義うけた。

同じ学部のやつに、めっちゃ心配されたけど、
大丈夫で乗り切った。


あっ。もうこんな時間。友達にさよなら言って、

潤の元へ。

「雅紀くん!」

雅「おう!どーした?」

「ごめんね。私の彼氏が凶暴な事したみたいで。」

雅「ううん。大丈夫。勘違いされてるだけだよ。」

「本当にごめんね。怪我させてごめんね。」

雅「もう。いいよ!じゃ、また明日!」

「うん!」


この時、彼女の彼氏さんが見ていたこと、ストーカーされていたこと知らず、待ち合わせのところへ。

雅「ごめん!潤!待たせたね。」

潤「ううん。今来たところだから大丈夫だよ。……ってかお前、口切れてるしどーしたの?」

雅「ううん大丈夫。ちょっと転んだだけだから。」

潤「雅紀は~ドジだなぁ〜。」

雅「へへっ笑」


俺らは笑い話で盛り上がっていると。

後ろから見られてるような気がした。

立ち止まり、後ろ見ると、誰もいなくて……

潤「雅紀?どーしたの?」

雅「ううんなんでもない。」

そう答えた次の瞬間。

後ろから足跡が聞こえ、振り返ると。

!?
さっき、勘違いされた、彼氏の方が、

ナイフのようなものを持って、むかってきた。

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