嵐しょーせつ。
第51章 ユメニカケル
気づけば、
3月。
高校卒業式。
幼なじみとはあれから口聞いてくれなくて、
親にも。
弟だけは、俺の出発日とか知ってる。
俺は海外に行くことにした。
ニューヨークに。
卒業式終わったら、
たくさんの別れと出会い。
スマホで幼なじみと撮った馬鹿なことをした写真とかみていた。
思い出を振り返った。
幼なじみ4人が楽しければそれでいい。
内緒で写真を撮りまくっていた。
それをコラージュして、内緒に家に届けに行った。
卒業から3日後。
俺は親にもさよなら言わず、
弟に。
「大丈夫。お父さんたちは俺に任せて。にいちゃんはニューヨークで頑張ってきて。頑張らないと俺の応援は無駄になる笑」
雅「おう!頑張ってくるね。お父さんたち任せた。」
「じゃ!頑張ってきてね!」
雅「いってきます!」
弟に見送られ、俺は電車に乗った。
しばらくすると、橋の下に川が流れていて、
そこを見ると、
「まーさーき!頑張れよー!」
見ると、お父さんとお母さんだった。
「がんばりなさーい!」
声が聞こえて泣きそうになった。
幼なじみの姿はなかった。
そりゃそうだよね。裏切ったんだから。
雅「お父さーん!お母さーん!俺、頑張ってくるから!絶対に有名になって、もどってくるからー!」
それを言って、
お父さんたちに大きく手を振った。
姿が見えなくなるまで振った。
その時俺の顔は濡れていた。
雅「ふふっ笑お父さん、お母さん。ありがと。」
俺は少しでも有名になって、戻ってくるから。
みんな期待してて。
俺は飛行機に乗って、ニューヨークに旅たった。
和said
なんだよ。これ。
見ると、写真コラージュされたやつがポストに入ってた。
そこには雅紀からの手紙。
和「なんだよ。ったく。雅紀らしいな。」
3人も貰ってたみたい。
雅紀、頑張れよ。俺らもすぐに……