嵐しょーせつ。
第51章 ユメニカケル
ニューヨークに旅たって
早くも1年。
…………。
にしても……
仕事がなーーーーい!
手に職になってないよ。
そんな俺はニューヨークのカフェで働いて、
夜はデザインの勉強をしている。
うぅ。
みんなぁ〜。
寂しいよぉ〜。泣
辛いよ。
会いたいよ。
毎日弟と電話している時が一番の幸せ。
応援してくれてるから。
だけど、幼なじみが電話してくれたらもっと
癒されて、嫌なこともぜーんぶ忘れられるのに…
今日は仕事もなくて、デザインの勉強も疲れたから
街を歩いてた…
こっちはまだ雪が降っていて寒かった。
だからホットラテを飲んで、街を歩いてた。
疲れたからベンチで俺は休んでた。
雅「はぁー……」
俺、何やってんだろ。
本当にバカだなぁ~。
ずっと下向いていると……
?「ばーかっ。笑」
え?
この声って…
まさか!?
雅「!?……え?」
横に首を向けると、
そこには、
幼なじみの姿が……
俺は思わず立ち上がって、
雅「みんな。なにしてんの?」
そう聞くと、
和「今ごろ、困ってんじゃねーかなって。思ったんだよ笑」
翔「来て正解だったな。」
智「寂しかったんだろ?笑」
潤「ふふっ笑」
みんな……
俺は思わず、みんなの方に走って、
何も考えずに、和也の胸に飛び込んだ。
雅「うぅ泣みんなぁ〜。」
和「そんなことだと思ったよ。ったく。」
和也は俺を抱きしめて、
3人が順に俺を抱きしめてくれた。
雅「つらかった。会いたかったみんなに。」
智「おいら達もだよ?」
みんなの笑顔を見ると、
知らずのうちに俺は思いっきり泣いた。
涙をぬぐってくれるのは
やっぱり幼なじみの4人じゃなきゃダメだ。
潤「元気そうで何より。」
潤は俺の頭をポンポンっと撫でてくれた。
なんか全部が懐かしくて、また泣いてしまった。