嵐しょーせつ。
第52章 裏切らない気持ち。
!?
俺らはみた瞬間、衝撃が走った。
雅「……和也!和也!」
家は思った以上に倒壊している。
俺は瓦礫とかどかして、
声とかかけていた。
素手で切れたりして痛かったけど、
和也のことが心配で、そんなこと考えなかった。
一生懸命、俺とユースケは瓦礫をどかした。
どかしてもどかしても、瓦礫がなくならない。
瓦礫を持ったその時。
手を掴まれた。
顔あげると、
翔「……軍手。しろ。」
翔だった。
雅「翔。ありがと。」
翔「俺も和也のこと仲間だと思ってるからさ、はやく助けないと。」
翔は一生懸命、瓦礫をどかした。
3人で頑張っても無理なものがあった。
潤「ったく。和也迷惑かけるぜ。」
智「本当。」
声がしたとおもって顔あげると
潤と智の姿が。
翔「早く、和也が……」
潤「おう。」
智「和也ー!和也ー!」
俺らは頑張った。
その時だった。
瓦礫をどかすと、人の姿が……
金髪で顔立ちは童顔だったから
すぐに……
雅「和也!和也ー!」
返事ない。
死んでないよね。
死なないで和也。
お前がいないと、俺ら、生きていけないよ。
仲間が一人、いなくなると悲しいよ。
翔「にのみぃー!」
翔は訳も分からなく、名前を呼んだ。
潤「ここ中心に瓦礫どかそう。」
和也は、頑張って避難しようとしたとわかった。
だって、玄関になるところにいたから。
智「和也!」
智が名前を呼ぶと、
和「ゔぅ……」
動いた。
意識取り戻した。
翔「もうすぐだ。雅紀!俺たちここあげてるから和也出して。」
雅「おう。」
翔たちは少しあげた。
雅「和也。手肩において、」
和「……」
黙って、和也が手を肩においた。
和也をなんとか出して、
平らな場所に連れた。
雅「和也!和也!」
和「……なんで……なんでお前ら俺のこと……助けたんだ?」
雅「……だって、和也は俺らの仲間じゃん?仲間だから助けたんだ。」
和「…うぅ。泣」
和也は泣いていた。
和「ゴメン。本当にゴメン。泣」
翔「泣くなよ。」
智「和也。無事でよかったよ。」
潤「雅紀……和也のことおぶれる?」
雅「うん…和也、避難所いくよ?」
和也を抱えて、すぐに避難所へ。