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嵐しょーせつ。

第65章 総武線で生まれた友情



それから一年。


「ユーとユーとユー。ちょっと来てくれ。」

和「はい!」

雅「何かしたのかな?」

潤「とりあえず行くか。」


3人で社長室へ向かった。



ガチャっ

雅「失礼します。」


そこには社長と櫻井翔くんと大野智くんがいた。

「おー!ユーたち来たか。よし、集まったところで、話がある。」

和「なんですか?」

「一週間後にハワイに向かう。ユーたち5人はデビューすることになった。」


潤「え?」

「グループ名は嵐だ!」

嵐?


へ?

翔「嘘だろ……」

智「……」


正直、俺は櫻井くんと大野くんとは話したことがない。

だから面識はあったとしても、人見知りが出てしまう俺は

和と潤くんの後ろに下がった。

「まぁまぁ落ち着け。焼肉食いにいくか。」

社長に言われ、思うがままついていき、

焼肉屋に入った。

タンとミノを頼んで、

俺は和と潤くんの間に座った。

俺はずーーっと下向いていたから、

前に座ってた櫻井くんたちに、

翔「…ふふっ笑相葉くん。何下向いてるの?」

雅「ふぇ!」

翔「ははっ笑相葉くんおもしれー。これからもよろしくな!」

雅「…うん!」

案外と翔くんは面白くて、優しい人だった。

智「……お腹空いたぁ〜」

和「ちょっと待てよ。」

あれ?和、大野くんにタメ口で話したよな?

雅「面識あるの?」

和「うん。連絡取り合ってた。」

へー。初めて知った。

潤くんも翔くんとは仲良かったのは知ってたけど……

俺は知らず、大野くんの顔をじっと見ていたみたいで

智「なーに?おいらの顔に何かついてる?」

雅「いやっ。なんでもないです……」

智「ふふっ笑相葉ちゃんって面白い子だって聞いてたけど、本当に面白いね。」

雅「俺の存在知ってたんですか?」

智「そりゃーね。4人はテレビでも出まくって、顔とか名前とか覚えるよ。相葉ちゃんのことはニノから聞いていた笑」

へ?

雅「余計なこと言ってないでしょーね?」

和「ふぇ?言ってないよ?」

雅「嘘だー!嘘つきの顔してる!笑」

和「やめろー!笑」

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