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嵐しょーせつ。

第73章 お帰りなさい。

雅said


和也と一緒に野球やったこと。


潤と一緒に幼稚園のお遊戯会の練習したこと。


智と一緒に綺麗な石を探して、笑いあったこと。


翔と一緒に泥んこになりながら、遊んだこと。



小学校入学した時、俺が、転んでドブん中に落ちちゃった時、

みんなが助けてくれたこと。


川で仔犬が溺れかけてた時、俺と和也と翔の3人で助けたこと。


思い出しただけで、たくさんの想い出が溢れだした。


雅「あれ?なんで、俺、涙が出てるんだろ?」

気づいたら泣いてたみたいで、

俺は涙を拭った。


やっぱり、幼なじみともう離れたくない。


幼なじみが嫌だと言ってもずっと離れない。


幼なじみと笑いあっていたい。


雅「……本当綺麗だなぁ。」


?「……あれ?雅紀?」

声がしたから振り返ると、
雅「おぉー智ー!」

智「雅紀も?笑」

雅「うん!星空綺麗だよね。笑」

智と話してると、

続々と

翔「二人とも!」

智「翔!」

潤「やっぱり同じこと考えてたな俺ら笑」

和「……んー……眠い……」

和也は潤に連れられて来たみたいで、

寝起きだった。

雅「起こされた感じ?」

和「んー……急に……こいつ…がきて、無理やり起こされた…」

和也は潤のお隣さん。だから、ベランダから来たんだろ。

潤「あまりにも綺麗だからさ。無理やり起こした笑」

和「こんにゃろー……せっかく気持ちよく寝てたんだから……」

潤「ごめんって笑」


そんなやりとりを見ていた、俺は……

雅「俺、この街に戻ってきてよかった。」

翔「どーした。急に笑」

俺は話すことにした。

雅「またね、お父さんたち、海外で仕事を任されて、9月の頭に向こうに行かないといけないんだ。」

和「へ?」

雅「お前もついてくるかって言われて。だけど、俺は…」

俺はみんなと向かい合って、

雅「……もう……離れ……た……く…ない…」

ちゃんと言おうとしたのに、

泣きそうな声で言ってしまった。


智「なーに泣いてんの?笑」

雅「うぅ泣俺、みんなと一緒に過ごしてもいいかな?」

俺は、みんなに伺うように言った。

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