嵐しょーせつ。
第76章 そばに居て
?「……くん……まーくん!まーくん!!!」
んぅん。
俺はあれからどうなったかわからないけど、
見慣れない天井で、誰かが俺の名前を呼んでた。
和「まーくん!!……よかったぁー。」
……?
雅「…ニ……ノ…?」
俺は徐々に意識がしっかりしてきて、
周りを見渡す。
雅「…え……どーして?」
俺の目の前には、
翔「ったく!お前は何にやってんだよ!」
潤「心配させるんじゃねーよ!」
翔ちゃん?松潤?
俺は2人に怒鳴れて、
その横で、2人を落ち着かせるリーダーの姿があった。
智「…相葉ちゃん!よかった……目覚ましてくれて。」
俺、あれからどうなったの?
和「…まーくんは、3日前に俺の胸の中に倒れてきて、意識がなかったから、病院に連れてきたんだよ。それからずーっと俺ら、お前の意識が戻るまでそばにいたんだよ?」
……そうだったの?
俺、なんか悪いことしちゃったんだよね……
だけど、
雅「…ね……誰か、ハサミとかカッター、持っ和「おい!まだやる気なのかよ!!やめろよ!」
ニノに思いっきり怒鳴られて、
雅「……放っておいてよ。お前らなんかに俺の気持ちが……わかるかよ。」
俺はいつの間にか涙がでてきた。
智「相葉ちゃん。無理して、俺らの前で笑わなくていいんだよ?もし、辛いことがあったら、俺らに相談してくれても良かったんだよ?もう、何年いると思ってんの?頼りないかもしれないけど、年上の俺らに話してくれたらよかったのに。」
俺はリーダーの言葉に、
雅「……リーダーは、俺らのリーダーなのに、少しでも俺の気持ち考えたことがある?」
リーダーはその言葉に黙ってしまい、
雅「ないでしょ?」
智「ゴメン……」
雅「謝れても仕方ないんだけど……悪いけど、もう帰ってくれない?」
翔「やだ。俺らがいなくなったら、また自傷行為やるんだろ?」
雅「もう、もう!俺のことは放っておいてよ!帰れよ!俺の前から消えろよ!」
言った時には遅かった。
ニノとリーダーは泣いていて、翔ちゃんと松潤は怒って、
翔ちゃんたちはニノとリーダーを連れて、
翔「……もう。お前なんか知らね。」
その言葉を残し、ズカズカと帰っていった。