嵐しょーせつ。
第76章 そばに居て
雅「……なん…で……?」
俺はあまりにもビックリして
声が震えてしまった。
和「なんでって……
メンバーのお見舞いくることは
当たり前でしょ?笑」
メンバー?
俺、嵐クビになるんじゃ?
和「…ったく。まーくんは……
看護師さんから聞いたよ?自傷行為は止まったんだって?」
そう、
俺は、
メンバーのことを追い出したあの日から1週間。
俺は看護師さんや先生などにも協力をしてもらい、
なんとか止めることができた。
和「よかったよ。ゴメンな?仕事続けてあったからお見舞い来れなくて。」
雅「……ゴメン……
ニノたちがせっかく病院に来てくれたのに
あんな風に追い出しちゃって。」
もう申し訳ない気持ちで、謝ると、
ニノは笑って、
和「いいんだよ!とにかく、まーくんが元気になって、俺らの前に笑って、戻ってきてくれる日まで、俺らはいくらでも待ってるから。」
雅「え?俺、嵐クビになるんじゃないの?」
?「そんなことないよ!」
ニノに聞いたはずなのに、
違う声が聞こえて、
ドアの前に、不機嫌な顔をした翔ちゃんが立っていた。
だけど、すぐにその不機嫌な顔から笑顔をみせて、
翔「……お前のことクビになりかけだったけど……俺らが頑張って止めたんだからね。」
雅「え?じゃ、俺はまた、4人と一緒に活動してもいいの?
一緒に居てもいいの?」
和「当たり前でしょ?お前がかけたら嵐じゃねーよ!笑
5人で嵐だろ?」
ニノ……泣
翔「泣くなよ。笑俺もあんなこと言ってしまってゴメン。
少しでもお前の気持ちがわかってればよかったのに、
本当にゴメン。」
翔ちゃん……
雅「…俺の方こそゴメン!……
俺のために言ってくれたのに…あんなこと言っちゃって。」
翔「バーカっ笑もう、いいよ…」
和「もう、俺らの前から居なくなるな笑」
雅「うん……泣」
翔ちゃんとニノは俺のことを抱きしめてくれて、
俺は2人の中で泣いた。