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嵐しょーせつ。

第78章 本当の真実


葬式の日。


「翔くん。大丈夫か?」

翔「はい。ありがとうございます。おじさんおばさん」

智くんの家も来てくれて、俺を慰めてくれた。

智「翔ちゃん。学校しばらくお休みしてな。

おいらがなんとかするから……」

翔「…うん…落ち着いたらすぐに戻る。


ありがとう…智くん。」


俺は、来てくれた方に挨拶して、


仏壇の前に立った。


「翔くん?これ……」

お母さんの妹が一枚の手紙らしきものを渡してきた。


そこに書かれたもの。


俺には弟がいるみたいだった。

それしか書いていなかった。


しばらくすると……

?「…おい!離せよ!

じじぃとババア!!」

「いいから来なさい。」

?「……はぁ?」

外が慌しかったから、

俺は覗いた、

翔「あれ?相葉?」

相葉だった。

彼も気づいて、

雅「はぁ?なんで、テメェがここにいんだよ。」

「こら!お兄さんに対してなんていう口がきいてんだ!」



……ん?

お兄さん?


はぁ?

雅「はぁ?笑笑わせてくれるじゃねーか。」

「本当よ。翔くんはあなたの血の繋がったお兄さん。」

雅「…こいつが?」


俺はさっき渡された、紙を思い出した。

弟がいるってこと。

翔「おばさん、どーいうこと?」

近くにいたおばさんが教えてくれた。

「雅紀くんも翔くんも落ち着いて聞いて?

確かに2人とも血の繋がった本当の兄弟。

まだ、幼かった雅紀くんは喘息持ちで

空気が良くて、住みやすいところに

ちょうど知り合いがいて、
雅紀くんはまだ3歳で翔くんは11歳のときに

離ればなれになったの。

覚えてない?」

11歳…


確かにうっすら覚えてる。

年の離れた弟のことが好きで、

いっつもお世話は俺がやっていた。


でも、ある日突然、離ればなれになって

めっちゃ泣いてたの覚えている。

翔「…雅紀…か…」

雅紀もビックリしたよーな顔で、

雅「…にい…さん?」

「だから、お前のお母さんとお父さんは
事故に遭って亡くなったんだ…」

雅「なんか…すみません。」


雅紀は申し訳なさそうにお辞儀した。

こんなにいいやつだったけ?

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