嵐しょーせつ。
第81章 小悪魔な君。
おれは恐る恐るみんなに
雅「…ねぇ…ニノは?」
3人の中から
リーダーが顔をあげた。
智「ニノは大丈夫。」
雅「…そんなわけないよね?
俺が見たとき、頭から血を流して
意識がなかった。」
リーダーの目から涙がこぼれた。
それをすかさず翔ちゃんがフォローしながら
話し始めた。
翔「雅紀…落ち着いてきいてね?
ニノは……………」
…
嘘でしょ?
翔ちゃんから出た言葉は衝撃だった。
ニノは思った以上に重症で
頭を打った衝撃から意識戻っても
記憶がなくなってるかもって。
俺も、事故が起きてから
3日も目が覚めなかったみたいで、
もちろんニノは今も目が覚めない状態。
うぅ泣
潤「相葉くん!!」
松潤は泣き出した俺を優しく抱きしめてくれた
雅「俺のせいだ…」
潤「お前のせいじゃない。大丈夫大丈夫」
背中をさすりながら大丈夫だって言ってくれた
けど…
雅「俺が、安全運転をしてれば…
ニノは…ニノは!翔「バーカ!お前のせいじゃないって!」
俺の言葉を遮るよーに食い気味で言い、
翔ちゃんは俺を抱きしめてくれた。
智「相葉ちゃん…ニノのところ行く?」
…行きたい…
少しでもニノのそばにいたい。
それを察したのか
翔ちゃんが車椅子を用意し、
松潤に支えてもらいながら、座らせた。
そのまま、ニノが寝ている部屋へ向かった。
ドアの先の方には
ニノがいろんな器具を体中に付けられていて
頭には包帯が巻かれて、
手と足には包帯がぐるぐるに巻かれていた。
雅「…か…ず…」
自らニノのそばまで車椅子を動かし
ニノの手を優しく包み込んだ。
雅「和…ごめん…
俺のせいでお前がこんな目に
遭わせてしまった。本当にゴメンね…」
俺はニノの手におでこをつける感じで
伏せて泣いてしまった、
雅「かずぅ…目覚ましてよ。
早く和と話したいよ。
ちゃんと謝りたいよ」
俺はしばらく他のメンバーと
ニノの病室にいた。