嵐しょーせつ。
第82章 ケジメ。
彼女はポカンっとして
「……なんで?」
雅「ゴメン…だけどもう
お前のこと好きじゃない。
あの時は確かに好きだった気持ちは
あったけど…もう今は…」
そう言うと彼女は…
「…ふふっ笑なにそれ笑
メールで言ったはずでしょ?
私とやり直さないならお前の大切なものを
めちゃくちゃにしてやる!って笑」
さっきまでの顔とは違い
女豹みたいな顔をした。
雅「だから!それなんなんだよ!」
「決まってるでしょ?
あんたの、幼馴染に決まってるじゃん」
雅「はぁ?」
やっぱり…
もう、いい返さなく…
戸惑っていると…
翔「もういいだろ。
その手離せよ。もう、
お前のことこいつは何とも思ってない」
「誰だよ。お前」
和「あんたが言った、
雅紀の大切なものをだよ?」
「ふっ笑幼馴染か笑
悪いけど、ちょっと邪魔
しないでくれる?私と雅紀は
今、いいところなんだから」
彼女は俺の手を引っ張って、
その場から離れようとすると
翔と和也の逆側に潤と智が立っていた
「ちょっと邪魔」
智「ゴメンねえ。
おいらたちの大切な人を
あんたが奪おうとしてるからさ」
「はぁ?」
潤「テメェ…
いい加減に諦めろよ!
これ以上雅紀を苦しめるな!」
みんな…泣
翔「お前のせいでこいつどんだけ
泣いたと思う?一生分ぐらいの涙を
あんたのために流した。あんたが
離れていくから…」
和「だけど、あんたかそういうやつだと
知らなかったわー。雅紀の涙を返せよ!
俺らはどうなってもいい。
もうこれ以上雅紀を苦しめないでよ」
和也は少し泣きそうで…
智「お前のせいで、雅紀は自分の誕生日
苦手になったんだ。お前と別れた日が
雅紀の誕生日だったから。トラウマに
なったんだ。どうしてくれるの?」
智は一生懸命和也の背中をさすりながら
彼女に言った