嵐しょーせつ。
第83章 ひとりぼっちじゃない
俺は雅紀に電話した。
雅「…もしもし?和也??」
そんな優しい声で名前呼ばないで?
泣いてしまうじゃん。
雅「おーい!」
和「…ごめっ…(がバッ!)雅「和也?」
なんで…
雅「ふふっ笑飛び出したところみたからさ。
泣かないで?何があったの??」
俺は雅紀の胸に飛び込んだ。
そして、お母さんのことも話した。
雅「そんなことあったの?
大丈夫大丈夫。おばさんは和也のこと
おいて、離れないよ?辛かったね。」
雅紀は俺の背中をさすって
抱きしめてくれた。
?「雅紀ー!」
雅「あっ!翔!潤!」
へ?しょー?じゅん?
翔「雅紀から聞いたよ。
とりあえず、俺の家いこ?」
和「うん。」
それから智も駆けつけてくれて。
俺は翔の家で雅紀の元で寝てしまった。
雅「どーしよ。和也のこと。」
翔「そうだな。おばさんは和也をおいて
でてかないと思うんだけどな。」
潤「俺もそう思う。」
智「辛かっただろうな和也。」
それからしばらくして。
和「…ん…まさ…き?」
雅「ふふっ笑おはよう」
時間見ると、もう遅かった。
それから家まで送ってくれた。
「和くん泣」
お母さんは山の中で自殺していた。
首吊って死んでるところを…
今日は葬式…
俺はもう魂が抜けた感じ。
お母さん…
なんで俺をおいて先に死んじゃうの?
どうして…どうして…
俺は挨拶回りをしてたら、
誰かに肩をトントンっとやられて
後ろ向くと、小さい声で
雅「和也…ちょっといい?」
和「うん…」
雅紀たちに呼ばれて、4人の元に。
和「ありがとうね。
俺のお母さんのために…
本当にありがとう…」
俺は無理に笑った。
だけど、4人はそんな俺を見て、
潤「無理して笑うな。」
智「泣きたい時は泣け…
おいらたちが受け止めるから」
そんな優しくされると
今まで泣くの我慢してたのに…
和「ふぇっ…泣ヒック…」
雅「おいで和也。」
俺は雅紀の胸で思いっきり泣いた。
翔は俺の背中をさすってくれて…
少し落ち着いた。
和「ごめんね…
俺もう1人になっちゃった…
親父もいない。お母さんもいなくなって…」
雅「ふふっ笑」
雅紀は俺を見て笑った。