テキストサイズ

嵐しょーせつ。

第84章 強いキズナ


智「…よし。集まったな。

今後のことなんだけど……

俺、大学やめる……」

翔「…え…そんなこと…

一言にぃ言ってないじゃん」

智「うん…これは自分で決めた。

俺は大学をやめて、仕事する。」

雅「…なんでこんなことするの?」

智「お前たちには自由にしてほしいんだ」

潤「え…」

智「雅紀は来年大学生だろ?

和也たちだって、これから大学受験

始まるんだし…」

和「だったら俺も大学行かないで働くよ!」

智「それは…絶対にダメ!!

お前らの世話はおいらがやるんだ。

おいらがお前らを守るんだ…」

潤「にぃ…

それで本当にいいの??」

智「おう!お前らは気にしないで、

好きなだけ行きたい大学受けろ。

翔もわかった????」

翔「うん…」

にぃは自分を犠牲にしてまで

俺らのこと守ってくれる。


だから俺らも頑張らないといけない。


いつも通りの日。

俺は朝、ポストの中から新聞取り入った。

そこに一通の手紙。俺宛。

開いてみると…

雅「これ…」

俺が5歳の頃までいた施設からだった。

しかも、あの施設長からだった。

『相葉雅紀様。
お父さんとお母さん
お亡くなりになったと聞きました。
雅紀は明るい子で元気な男の子だから
心配することないと思ってたんだけど…
精神的に弱い子だったから、
雅紀は強く生きていきなさい。
兄弟も4人いると聞きました。
だから、その兄弟も大切にして
一人前の男になってください。施設長より』

施設長…泣

翔「雅紀?どーしたんだ?」

翔にぃが俺のこと心配して

外まで出てきた。

手紙が来たと伝えると

翔「あっ。よかったな笑

俺も来てたわ。実はさ…

俺とお前、同じ施設出身なんだぜ?」

雅「へ?」

初めて聞いた。

翔「言わなかったんだ。

俺、お前と本当の兄弟。

俺だけが行き先決まって、お前と離れた。

だけど、お父さんにお願いしたら

お前も、引き取ることに決まったんだ。」

雅「そうなの?!」

智「そうだぜ笑

櫻井翔、櫻井雅紀。笑

2人の本当の苗字は櫻井なんだ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ