嵐しょーせつ。
第85章 守るんだ…
翔「あっそうそう!
お前らの母ちゃん、
俺の母ちゃんが見かけたって」
智「バッ!バカッ!」
翔「はっ!」
マジかよぉ〜
そう言うのは和也がいないところで。
しかも、俺とお前らしか知らないんだよ。
和也と潤は知らないんだから。
和「ふふっ笑母ちゃん。
僕も母ちゃんに会いたいよ…」
雅「へ?お前、知ってたの?」
和「いい加減気付くよ…
母ちゃんがいない代わりに
にぃにが家事とか全部してるから
俺のこと1番に考えてくれてるっていうし」
雅「ゴメンなぁ〜
おいおい話さないといけなかったんだけど
タイミングが…」
和「にぃに!
にぃにが謝ることではないの!
僕はにぃにがそばにいてくれたら
それでいいもんー。」
雅「和也。」
潤「これからどうすんの?」
雅「和也は会いたい?」
和「うん…
会いたいよ…そりゃ」
雅「じゃあ今から探しに行くか。
俺、会社有休とるから、
和也は着替えておいで?」
和「うん♡」
翔「俺らも協力するよ。
俺らは仕事休みだから」
雅「ありがとう!」
急いで準備し、
母ちゃんを見かけたっていうところ
全部探した。
和也は顔を覚えてないから、
ただ俺についてきた。
歩き探してると、
母ちゃんらしき人が。
跡ついていくと、
母ちゃんだって思った。
雅「母ちゃん!!!」
母ちゃんは後ろを振り返った。
「!?!?雅紀!?」
雅「母ちゃん!今まで何してたの?
っていうか、どうしていなくなったの?」
「ごめんね。
本当にゴメンね。」
雅「もういいよ。
それより、和也ー!」
和「…母ちゃん…」
「和也なの?
大きくなったね。」
雅「…俺が頑張って和也を
守ったよ?母ちゃんの代わりを
ちゃんとやってきたよ?」
和「母ちゃん…会いたかった…」
「和也ゴメンね…雅紀も。」
「ママ〜、ってこの人たち誰?」
ってかお前こそ誰だよ。
「…今ね、新しい家庭を持ってるの。
あんたたちを置いていったことは
申し訳なかった。ゴメンね」
「ちょっと!
ママを困らせないでよ?!」
女の子は俺らに強く当たってきた。